過去の展覧会のキャプション・B
1・発見が好き
子供たちは、絵を描いたり工作をするとき、珍しい素材を与えると、張り切って取り組みます。 あとりえチビッコでは水彩絵の具、クレパス、パステル、粘土、アクリル絵の具、木片、アルミなど、いろいろな素材を使って制作しています。子供にとっては、『何を作るか』と同じくらい『何で作るか』が大きな問題だからです。子供たちは、初めての材料、得意な材料には目を輝かせます。これはかつて人類が初めて石器を作ったり、火を発見したときの喜びと似ていると思います。
2・絵には経験が生きている
亜理紗ちゃんは、アメリカから帰って、カラフルな『SAZAE』を描きました。麻子ちゃんは、『6年生の今が幸せ』と言って『そよかぜ』を描きました。 真紀子ちゃんは、受験を終えて久しぶりにあとりえに戻り、犬のコロを描きました。 友梨香ちゃんは木片画に『おみやげのケーキをもって帰るお父さん』を描きました。
絵には心が表れます。心を表せるなごやかな環境や豊かな経験が大切です。
3・音楽を聴いて描く
子供が絵を描くということは多分に衝動的です。その衝動を刺激する物は目から入ってくる体験だけとは限りません。耳から入ってきた音楽やサウンドからも刺激を受けます。むしろ耳からの刺激のほうが衝動的な場合もあります。 視覚的な絵画と聴覚的な音楽を結び付けることで、子供の感覚はいっそう鋭敏になります。この絵はエンヤノの『メモリ・オブ・トゥリーズ』を聴きながら描きました。
4・絵には性格が表れる
元気に友だちと遊ぶ子は、人物の絵が得意です。静かに考える子は、細かい観察をして丁寧な表現をします。 朗らかな子は明るい色で伸びやかな表現を好みます。落ち着きのない子はスピード感のある表現をします。
よい絵とは、まず、その子の性格≪個性≫が表れた作品です。
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