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2014年4月の記事

2014/04/22

子守歌は「蛙の笛」だった

3日前のFacebookに急逝した叔母のことを書きました。

急逝した叔母を思いながら16号を通り相模湖を走り抜けて川上に来ました。親戚なのでいい記憶も悪い記憶も引っくるめて今があります。(追記:自分が若いゆえの若気の至りということです。) いい記憶がいっぱい思い出されました。近所のドブ川のそばで叔母に抱っこされて、「月夜の浜辺で コロロコロロ コロロコロコロ鳴く笛の…あれはねーあれはねーあれはカエルの子守歌…ララ子守歌…?」私の記憶の芯にある歌声です。叔母は大酒飲みの叔父と天国で再会しただろうか? 写真は川上に降った春の雪。叔母の銀髪のように美しい。

前述のカエルの子守歌私の記憶に間違いがありました。正しくは下記に。『蛙の笛』
斉藤信夫 作詞
海沼 実  作曲

月夜のたんぼで コロロ コロロ Kawa_yuri
コロロ コロコロ 鳴る笛は
あれはね あれはね
あれはカエルの 銀の笛
ささ 銀の笛

あの笛きいてりゃ コロロ コロロ
コロロ コロコロ ねむくなる
あれはね あれはね
あれはかえるの 子守歌
ささ 子守歌

かえるが笛ふきゃ コロロ コロロ
コロロ コロコロ 夜がふける
ごらんよ ごらんよ
ごらんお月さんも 夢見てる
ささ 夢見てる

私の歌詞の記憶は随分あやふやな記憶でした。でもその時の記憶はひどく鮮明なのです。自分なりに分析すると、いつもは母にだっこされていたのに、叔母に抱かれているのは感触がいつもと違うことと、歌を歌ってくれたのが違う声なので違和感を感じたのだと思うし、もっと想像すればお化粧の匂いが違っていたのかもしれない。私にとってすごく違うことだったので記憶にシッカリ残ったのだと思う。

確か今年に入って、私は叔母に電話してそのことを言うと、『そんなことあったかしら』と言っていた。今思うとその話をすることができて良かったと思う。

16号を走りながらも、中央道を走りながらも、山に咲く桜を見ながら、考えていた。
『願はくば花のもとにて春死なんその如月の望月のころ』が誰の句か、思い出せなかった、調べたら西行だった。そして、フェイスブックはすぐに書けるので気持ちを急いで書いたのだけど、重い話題になってしまった。

写真の百合は私のお誕生日に届いたものです。この話題とは違いますが横浜から川上に連れて来て、山小屋のストーブが効いた中で香しい匂いを放っている。叔母さんのことは悲しかったけれど百合の花は私の心を誕生日+慰めてくれた。

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2014/04/09

夢と夢

もう年相応の女性に戻りました。
そして今朝、私が本を出版した夢を見た。2回もそれに関しての夢を見た。始めは本を出したこと。2度目はそのことでパーティーをするという内容だった。中山姉弟が駆けつけてくれて、ニコニコ笑っていた。姉弟のお父さんは3月に亡くなり、彼らは今はいろいろ乗り切らないといけないだろうが、夢の中で笑っていた。私には少しホッとした夢だった。
今年はあとりえチビッコのブログを始めて10年目になる。念願であった記錄誌を出そうかと思っていたが、今はいろいろ資料を取り寄せている段階だ。最後まで出来るかどうか心配です。でもスタートをきるために言葉にしてみようと思います。今年中に出来るかしら。本(記錄誌)を出すことは永いこと私の夢でした。

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2014/04/01

僕は今日から男になった

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私は昔から女性に生まれて損をしたと思い続けてきたが、ついに昨日から意を決して男性になった。

正しくは今日の深夜12時から男になった。以前からハード的には男から女になるよりは、女から男になる方が楽なのだと気づいていた。ミロのビーナスのように豊満なナイスバデイーの前面3か所を脂肪吸引し、顔も一緒に整形してもらった。髪形を七三にし、デイップを付けて難なく男になった。結構客観的に観ても、ハンサム、いやイケメンになった。昔の父の面影を宿し、市川海老蔵似に変わった。私のメンタリティは以前から男性寄りだったので、何も変わることはなかった。声帯は若干女ぽいところもあるが、最近犬が言うことを訊かないときに低い声を出し続けた結果、男っぽい声に変わった。

私が男になることは人生のパートナーたる夫には半年前から告げ、2人で相談して男の兄弟になることも考えた。でもそれでは面白くないので、私たちは入れ替わることに決めた。二人揃って整形を施してもらった。そうそう、相棒の私の妻は最近見た映画『昨日 今日 明日』のソヒィア・ローレンに似ている口の大きな顔に整形してもらっている。

こういったことには性という分野にかかわることなので、品性のない下卑た想像がされると困るので、満を持して申し上げておきたい。元々、私たちは品性と高潔が背中に日の丸を背負って歩いているような夫婦なので、たとえ入れ替わろうがそのまま、品性と高潔に加えて尊敬しあう夫婦なのです。こうして私が夫になった。まだなったばかりなので、明朝起きたらどうなるのかが楽しみだ。

朝一番、犬がトイレをすると「ワン」と鳴く。そして、今までの私はトイレシーツを片づけ、散歩をする。戻り犬にペットフードを食べさせて、次は人間の食事の支度。まずここまでを夫、いや、違う、新しい私の家内にして貰うことになる。そして珈琲をセットし、レタス、ルッコラ、キャベツ、セロリ、トマト、キュウリを洗い、ボールに入れる。テーブルには食べやすくレイアウトし、パンを焼く。ハムやらチーズやらボイルドエッグを同時進行で皿に盛る。ここまで考えて、無理だろう、無理だよ、無理じゃないか、無理じゃよ。男と女が変わっても同じことを入れ変わった伴侶にして貰うことは無理だと気付く。今朝はパンとコーヒーだけの食事になるだろう。もしくはこれと同じ食事が出来てもタイムオーバー、それは昼近い時間になるだろう。つまりブランチになるだろう。

もちろん仕事は入れ替わって、私が写真指導にいく。写真論は私の場合、かなりイージーなので、生徒さんから異論、反論が出るだろう。たまにはいいかもしれないが、これからずっとではどうだろうか? 無理だろうか。

生活は何とか入れ替わって出来るだろう。ちょっと無理やりで、よくわかんないけれど。

幸せか?楽なのか?それでいいのか?  

そういえば駐車xxxxxxxxxxxxxされるときに困るぞ。今まで、あの時には年甲斐もなく、女の武器を使ったじゃないか。

『イヤーン、ごめんなさい。車、すぐ移動するから、許して下さーい。』

男はこれは使えない。何だか変な夢を見たようだ。今日から男言葉満載の日々になるのだ!

今日から私は男になったのだぞ! 今日一日男なのだぞ!なんか文句あるか?おい!これからはまず、夜遅くまで外出できる。酒だってかまわず飲むぞ。仕事もバリバリするぞ。電車の中では女性専用車になんか乗らんぞ。チェンソーを使って木を切るぞ。デモ行進もするぞ!すべて女だからダメと言われたことを思い出しているのだが、メンタルとしての男の脳がジョジョに強くなって来ているらしく、いかんせん女だった自分を思い出せん。

いかん!もうすぐ夜が明けるう、おや、我が妻が妙に髭が濃いぞ、整形に失敗したのだろうか?これは夢なのだろうか?リアルな世界なのだろうか? あああ!

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