パリからの手紙@4
2014・6・5(木)
朝はクロワッサンとコーヒーの食事、何時もの席をどうぞといわれる。
腰に絆創膏を貼って出かける。昨日寝過ぎたからかもしれない。オペラで乗り換えピラミッドで降りる。なかなか地図を読めなかったが、シャンゼリゼ通りが長いのだと理解した。途中のZARA・HOMEで鳥がデザインされているプラスチックのお皿を買う。テーブルクロスは希望のものはなかった。日本にも、ZARA・HOMEができているのだろうか。あまり聞かないけれど。皿などに昆虫や爬虫類が多くデザインされているのは私には嬉しい。
凱旋門を近くから撮ったが、工事中で少し残念。通りをくぐり凱旋門の真下に出る。いろいろな人の名前が書いてある。今度は通りをまたくぐって凱旋門の反対に行く。日本人のカップルが結婚式の撮影をしていた。最近はやっているらしい。日本語メニューのある店を発見し、入る。吟味してオニオンスープとトマトサラダ、芳州はサンドイッチ、ビール。これで私のお腹も治ってきた。
地下道の帰り道でまた、ロシア民謡が流れている。慌てて地下鉄の車内に乗り込むと、私の前に向こう側に行けない様にする小柄な男、そして芳州も同じ様に囲まれた感じで大柄な太った男、私は素早くエアロビを習っていた感じで飛び抜けスルーした。振り返って芳州さんを見ると「オットット」てな異常な感じで女も一人加わって囲まれている、私が手を差し出して引っ張り上げる。心の中で「私たち日本人を!なんだと思ってるー!」次の駅が来て彼らは降りて行った。まるで示し合わせた様にすぐに出口があった。芳州さんは懐に財布があったがカメラのストラップをしっかり持って居たので、結果的にガードが硬かった。二人してその異常さに驚いた。これで私の武勇伝が増えるのかもしれない。
帰りにmonopで水やおせんべを買い、夜はイタリアンのお店でサーモンのソテーや魚介類のフライを食べる。花屋で赤いバラの花を買う。
2014年6・6(金)
今日は予定を変えてオルセー美術館に行く。イルドフランス、サンリスは交通機関が通勤客でごった返すと思われるからだ。明日に変えた。昨日のスリの未遂体験が頭にあるので疑問の余地なく行動した。オルセーには2回乗り継いで行った。始めのコーナーで時間を使い、本来の印象派に着いた時には二人ともかなり足が重くなって居た。若い時から展覧会はハードなのだと思っているが、最近は特にそう思う。
幼稚園の年少グループが、簡単な紙に短時間で絵の模写をさせて居た、ゴーギャンの二人の女性がいる作品を描いていた。小学生の高学年の子供たちに先生が大きな声で説明していた。
昼は美術館内で簡単にした。そして、5階で、印象派の作品を見た。それが一番見たかった作品だったが足が重かった。ゴッホの特別展をしていたがもう足も疲れて失念。
夕食から戻ってくるとテレビでは今日がノルマンジー上陸作戦の日で延々と放送中。ニュースでは 《6日、フランス北西部で開かれたノルマンディー上陸作戦70周年式典会場のスクリーンに映し出されたオバマ米大統領(左)とロシアのプーチン大統領(ロイター=共同)》
日記を付けながらウィキペディアも読みつつ、映像を見ている。
今回パリに来る時に上空から見た美しい田園が爆撃され破壊されて行く。ドイツ軍の進行を食い止めるためなのだろう。そしてノルマンジー作戦が成功し、パリに凱旋する連合軍を歓迎するパリ市民、フランス国民の笑顔。
今日のこの日に来たことはもう一度深い意味を持つ。戦争は絶対にしてはいけない。
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コメント
灰色ウサギさん
ロバート・キャパになぞらえていただき、恐縮です。(*^^*)
ご主人のフリーな時間が目の前ですから、それに英語も堪能でいらっしゃるから。前途洋々ですね。お先に失礼ということでしょうか。
これから帰途に向けての片付けです。日本では豪雨になっている様ですね、梅雨本番!
投稿: keicoco | 2014/06/08 22:21
好きな写真家のキャパの「ちょっとピンぼけ」いくつかの写真が目に浮かびました。キャパもゲルダとパリにいたのですよね。
楽しそうだなパリの生活。
シャンゼリゼ長いですよね。地下鉄は怖いけど、地上歩くと長くて疲れますよね。
投稿: 灰色ウサギ | 2014/06/07 07:52