法話を紐解く@地獄と極楽
母の葬儀からもうすでに2週間が経ちました。亡くなる前に介護の方法を考えあぐねていたときより早く、あっという間に亡くなってしまいました。今は告別式の摩耶寺の若い僧侶の法話の話の解釈が時々、頭をもたげ、反復しています
調べてみると「地獄と極楽」という仏教の法話でした。
ある人が地獄を見たいと閻魔様にお願いするとその戸をそっと開けて見せてくれたそうです。地獄でも時にはご馳走が並ぶそうでテーブルの上には美味しそうなご馳走が並んでいる。両端に二人の人がいて、お箸が1メートルもあり長いので食べることが出来ず、ご馳走を前に困って苦しんでいました。それから今度は極楽も覗いてみたいとお願いすると戸を開けて見せてくれました。すると2人の人もご馳走もお箸の長さも同じなのですが、二人は幸せそうにしていました。そのお箸を使って相手に食べさせてあげていたのです。というお話でした。
摩耶寺さんでは葬儀に来た人にも読経を一緒に読み上げて、最後に法話をしてくださいます。父の時もそうでした。今回の話はとてもシンプルなので、却っていろいろ解釈が出来そうです。「地獄 極楽」からインターネットで調べると「なるほど 法話 海潮音」がありました。殺伐としたニュースが多い時ですが、仏教の法話の世界を調べて心穏やかに春を待つのも良いかもしれません。
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