家系図を書くこと
我が家の仏壇には以前たくさんの位牌がありました。私や夫が知っている人が3故人、没後50年も経っているご先祖の位牌が7柱ありました。ぎゅうぎゅう詰めの仏壇のお掃除をしながらどうしたらいいだろうと思案してインターネットで調べました。そこで50年を過ぎた位牌はお寺に預けてお焚き上げして貰うと良いと知りました。それを過去帳に書くということは実家の母が生きている時に教えてくれました。
去年、お位牌はお寺に持って行き、その位牌に書かれている戒名と亡くなった没年月日、俗名、行年(享年)をレポート用紙に書き込み、鳩居堂で購入した過去帳にそれを書き写しました。それらのことをすると私は何かすっきりし、今度は御先祖についてもっと知りたかったと思うようになりました。義母はよく何度も遠い親戚のことを話しましたが私たちも準備もないままで、耳で聞くだけでしたのでこの過去帳の中の人なのかも今では分かりません。
先祖というのは大きな木が枝葉を付けて立っている木のようなものです。できれば今の自分のアイデンティティー(存在証明)が知りたくなった時に見ることが出来るようにしておくことは、子や孫のために大切なことではないでしょうか。そこで、私たちを中心にした家系図を書いてみることにしました。丁度簡易的な組み立て図があったので書き足して私たちの父母2組、その上の祖父母4組まで書くことができました。それから派生する叔父叔母、従兄弟従姉妹たち、これからその人達の物語を夫とともにメモしていこうと思っています。
このようなことは私自身の生命の蝋燭を見つめ始めているからだと思うのです。個人情報に迫るものがありますが、人生の価値を見つめる上で大切な気がします。私が知る自分の親戚は誰も掛替えの無い大切な人たちだったと思えてくるのです。
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