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2017/08/24

夏休みの工作「バルサ材の木の家」


夏休みの時間をかけた工作は「バルサ材の木の家」です。ハサミで切ることが出来るバルサ材なので、初めは心配な子供たちもすぐに着手しました。屋根と窓とドアがあれば家になることを教え、イギリスのカントリーハウスの本を見せて始めました。教室に来ている子たちはまだ1年生と4歳児なので、イギリスの家の写真を見てもわからないでしょう。ただ、木や石で出来ている家があることを意識させて始めました。制作時間3時間

私が見本として作った家はパックされていた材料を全て使って作りました。ハシゴだけ」は事前に私が作っておきました。丸いこげ茶の木は住んでいるマンションの桜の木の剪定の時に植木屋さんから頂いた木です。



カオリは不安定な家をバランスを見ながら足していきました。ドイツのバウハウスを連想させる建物があります。やって行くうちに考えた丸い池も楽しそうです。一軒の家が前の家で隠れてしまったのは私の撮影が下手なのです。カオリはマオと比較すると熟考して慎重に作業を進めます。

ホノカはせせらぎの川が流れている家で、犬小屋もたくさんあります。バスも走っています。高い家を作っていないのは幼少期でまだ視野も低いのでもう少し高学年になった方がきっと面白い作品が出来るでしょう。でも犬小屋に目線が行くのは今だからこそです。幼い時の作品の中にその子の気持ちを探すのも大切なことです。

ソウタロウの家は焚き火をするところもあって家はいろいろです。特にこだわりはないですが全体が調和してる感じです。作業は早いです。家の前に高速道路を作り下を川が流れている。夏の思い出がこのような情景を作ったのでしょう。

マオはツリーハウスを作ったので木をつなげて高い家にし、はしごも2本つなげました。たくさん家を作ったので高く重ねることが出来ました。自分の主張をしっかり言い、どうしても海を多くしたいと言いましたが、持ち帰り、作る時間の事を考えて少なめにしました。このような工作をするとマオとカオリは双子であっても考え方に個性が出て来るようです

子供たちが作り終わってから、どんな家に誰と何をして住みたいかを聞きました。
ソウタロウ //青森のおばあちゃんちに住みたい。お父さんと一緒に虫や生き物を探すのが良かった。夏休みに蛇とカエルを採ったから。
マオ //かおちゃんと一緒にパオに住みたい。ママとパパとジジとババと友だちノアとハルト、他に友だちいっぱいと住みたい。
カオリ //パオに住みたい。とても広かったから。ママと一緒にパフェ作って住みたい。
ホノカ //パパとママとすおちゃんと住みたい。綺麗でプリンセスみたいなお家がいい。

子供は自由にと放って置いたら気付きも少なく、次に続く観察も少なくなりますが、こうして物を作る時にヒントを与え観察を促し、工作として作っていけば、町中でふと見上げた新しいビルの窓や屋根のデザインに気がつく事にもなるのではないでしょうか。今作っている造形が稚拙であってもこのような作業を繰り返すことで子供の好奇心を育てたいのです。これが造形教育なのではないでしょうか。

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