« 2018年8月 | トップページ | 2018年10月 »

2018年9月の記事

2018/09/23

魚を描く@2018秋

シユウタ
今回は子供たちは魚を描きました。メバルとイワシです。
まず始めに机に座り魚を見て「臭い!」と声があがります。それから子供たちの発想の源はおしゃべりしながら広がっていきます。
ツカサ
「この匂いは嫌じゃない」「好きだよ」とも。
「この匂いは何処かで嗅いだことないか」と聞くと返事がない。海の近くでは?
「お料理屋さんでマグロを釣って切った時」「この魚はメバルとイワシよ」「メバルは竿で1匹ずつ釣ったりするけどイワシは海の中を集団でスイミーみたいに泳いでる」「水族館で見た」「水族館でペンギンも見た」「水族館はママが具合が悪い時にパパに連れて行ってもらったよ」「先生のところもお姉ちゃんが水疱瘡になった時に下の妹をパパが水族館に連れて行ったよ」「きっと寂しい思いをさせないようにとパパが考えたのよ」「違うよ、私たちが連れてってと頼んだよ」その他いろんなエピソードがあった。

マオ
そして今日はアクリル絵の具で描くので鉛筆でラフスケッチして始めた。良く観察すること。魚の中にある線や点、色もよく見て。そして絵を描くことは、算数とは違う。「1足す1は」「2!」「2!」「2!」「2!」

カオリ
では絵を描くことは「1足す1は」「5!」「100!」があるのよ。「無限!」

そしていつもの子供たちの質問「 これ終わったら魚どうするの?」「煮て食べたり焼いたりする」「欲しい!」
以前はこういう反応はお行儀が悪いと思っていたが、欲の無いよりは欲がある方が良いだろうとある程度は作品の出来不出来を評価して競わせている。

ホノカ
今回は運動会の延期などでホノカちゃんが午後から1人でのおけいこでした。このような教室での時間はいかに自由な雰囲気の中で描くかが大切で、観察力やコミュニケーション能力が育って行くと思います。

| | コメント (0)

2018/09/05

カラーシートでデザインする

グリッターシートという中国製のカラーシートを使い、12枚の中から好きな色を3種使い好きなように切り貼って行くことを説明して進める。シールが貼り損ねてシワになったりくっついたりする失敗例も話した。切って目的の形を作っていくがその残りの形も何かの形になったりするのでそれも使ってみると話す。色の組み合わせは始めの気に入った色に合う色を合わせて考えて行くと話す。一つの色彩を決め、次に合う色彩を考えるという作業こそ色彩感覚を養うことだから、子供たちには出来るだけその働きかけをしていくことが大切だと思います。


ツカサは何かにつけて赤と金が好きだと言っていたが、今日はその組み合わせの二色でレイアウトしていった。初めはバラバラな感じだったが最終的にはまとまった。ツカサはハサミの使い方に癖があるので何度か注意して一緒に手を重ねて指導した。


新しく入ったツカサの弟シュウタは初めはハサミを使っていたが、手で切り始めていく。少しでも「ここはどうする」とか「ここはこうしない?」と聞くと「僕が作るんだからダメよ」と言ってマイペース。でもその気概は大切だが、指導者のいうことを聞かない子にしてしまうといけないので、「でもね、時には言うことを聞いて違うやり方もしてみようね!」と話す。シックな色使いでバランスもいい。


ホノカは細かい形を切り拡散していたが、切り残しの形が犬に似ているねとみんなが気づき、真ん中に置いてみると可愛い犬になった。そこから綺麗な蝶もできた。初めから具象のものを作るのではなかったが、途中で気づいた形は大事にしたい。ホノカちゃんの可愛い雰囲気に合う切り貼り絵になりました。


マオちゃんは初めから全体を捉えて切っていった。構築力があると感じた。色彩は一番好きな水色を使わないで考えたと言っていた。なかなかの出来だと思う。その中に鬼があると言っていたが、口ではもちろんそれはお母さんと言っていたが、本当にそう思って言ったんじゃないと私は思う!


カオちゃんはスケッチブックの周りにずっと三角を貼り続けていて、全体がいつまでも見えなかった。いつものパターン通り時間がなくなってきた。そこで残っている大きな四角の上に切ったuの字を置いて最後にまとめた。拡散型から中央集権型になった。色も形も出来上がったデザインは良い。全体から始めてあとから細かいところに目を向ける方が仕事としては良いのだけど、なかなかカオちゃんはそれが出来ない。私もまだ教えられていないようだ。写真の上が切れているので次回取り直し載せますね。
今回作品の密度が低い場所を子供たち同士で指摘させたのは良かったと思う。

| | コメント (0)

« 2018年8月 | トップページ | 2018年10月 »