獣医ヤコブス
ドイツの片田舎シュバニッツでの事件簿だ。人間嫌いで、獣医、元警察官のヤコブスがこのシュパニッツ村にクルーザーを停留させた。殺人事件が起き、動物病院の院長が亡くなったのでヤコブスが継ぐことになり、女性警察官のローナ、その友人のユーレ、彼の愛犬ボリーが村人に起きる不可解な殺人事件を解決していく。事件の解決方法が少し素人っぽいのは村という最小組織のせいらしいがインターネットの使い方が見る方にもわかるように解説してくれる。
シュパニッツ村をGoogleマップで調べたが解らない。トラベミュンデやリューベック、ハンブルグ警察、ノルデイックレースなどの言葉が出てくるからドイツ北部の村であるに違いない。我が家のドイツ全図も虫眼鏡で見たが判らない。
ヤコブス、ローナ、ユーレを中心に動物(犬、馬、鳥、)への温かい眼差し、人間同士の愛、嫉妬、心遣いが優しく見える。またローナの父親が過去に何らかの秘密があるのも気になる。6話で終わっているがまだその事の真相は判らないから、多分「To be continued 」なのでしょう。
私は2000年を相前後して10回は夫とドイツを旅行している。ドイツ語はグーテンターク、グーテンモルゲン、チュースぐらいしかできなかったけれど列車での旅だったからリアルな思い出がある。この映画「獣医ヤコブス」はサスペンス映画だが,映像の中の菜の花畑はバイオガソリンを作っているのであるし、麦畑の中でピクニックをしてたのはビールやパンの材料大麦、小麦がドイツらしい。
この手のサスペンスものはイギリステイストが多いがドイツものは初めて見た。ちょっと違う。私にはハンブルグ、ミュンヘン、オーバーアマガウ、ツエレ、ゲンゲンバッハ、メーアスブルグなどの都市の家々のドイツの空気みたいなものが感じられて楽しい映画でした。
シーズン1の6話で終わっているがシーズン2が待ち望みます。



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