映画「クジラ島の少女」を観て 原題The Whale Rider
ニュージーランドの小さな浜辺の村ではクジラに乗って現れた勇者伝説が受け継がれ、ホエールライダーと呼ばれていた。クジラ乗りの後継者は代々族長家系の男とされていた。しかし族長コロの息子ポロランギが双子の男女を授かったにも関わらず出産時に妻と世継ぎになる男の子は亡くなり女児のみが残された。勇者と同じバイケアと名付けられ明るく育つ。しきたりを重んじるコロは村の12才になる少年を集め後継者になり得る者たちへ武道や精神を伝授させていく。バイケアはコロに隠れてそれを学習していく。村の学校ではバイケアの作文が表彰され、ホエールライダーの後継者としての覚悟を宣言している。
そのような時にクジラが浜辺に多数打ち上げられた。村人総出で助けようとするが、バイケアの助力もコロは拒む。もう彼女にはその力が備わっているのに!
ここからは映画を観てバイケアの願い、その涙を受け止めてあげたい。
バイケア役のケイシヤ・キャッスル=ヒューズはアカデミー主演女優賞に最年少でノミネートされ数多くの映画祭で観客賞を受賞している。2003年の作品で原作はウィテイ・イヒマエラ。監督はニキ・カーロ
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