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2025年6月の記事

2025/06/29

映画「クジラ島の少女」を観て 原題The Whale Rider

ニュージーランドの小さな浜辺の村ではクジラに乗って現れた勇者伝説が受け継がれ、ホエールライダーと呼ばれていた。クジラ乗りの後継者は代々族長家系の男とされていた。しかし族長コロの息子ポロランギが双子の男女を授かったにも関わらず出産時に妻と世継ぎになる男の子は亡くなり女児のみが残された。勇者と同じバイケアと名付けられ明るく育つ。しきたりを重んじるコロは村の12才になる少年を集め後継者になり得る者たちへ武道や精神を伝授させていく。バイケアはコロに隠れてそれを学習していく。村の学校ではバイケアの作文が表彰され、ホエールライダーの後継者としての覚悟を宣言している。

そのような時にクジラが浜辺に多数打ち上げられた。村人総出で助けようとするが、バイケアの助力もコロは拒む。もう彼女にはその力が備わっているのに!

ここからは映画を観てバイケアの願い、その涙を受け止めてあげたい。


バイケア役のケイシヤ・キャッスル=ヒューズはアカデミー主演女優賞に最年少でノミネートされ数多くの映画祭で観客賞を受賞している。2003年の作品で原作はウィテイ・イヒマエラ。監督はニキ・カーロ

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2025/06/01

メグレ警視の妻へのラブレター

Amazonプライムのローワン・アトキンス演じるメグレ警視はフランスが舞台のイギリスのテレビドラマで4話しか作られていない。今まで見ていた刑事ものは銃による撃ち合いが多かったがメグレ警視はそれらが少なく、バリの街が出てくるので期待してデジャブ感がある。

特に妻との会話が何気なく素敵だ。Mr.ビーンのコメディアンの印象とは全く違う。彼の履歴を読むとこの頃は人生の転換期だったようでそれがメグレ警視の深みを出しているのかと頷ける。ストーリーの中では

「私の手紙本当に全て燃やしたのか?」

「怒らせたからよ」というシーンがある。

そして事件が解決しメグレが食卓のテーブルの上の大切な箱に目を止める。これは?………

「私の手紙だ」

「さすがに燃やさないわよ」

「これより特別なものは思いつかない」


私も夫からの手紙はとってある。今日が記念の日ではありますが、どうしようかと迷ってます。さすがに燃やさないわよ❤️

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