2016/01/15

暮らしをよくするためのデザイン

石油ストーブを給油する時、転倒をしないようにするための器具を探していたが、棚を作るための端材が出たので工夫して作ってみた。山小屋暮らしは決まり切ったコンクリートのマンション暮らしと違って好きなようにカスタマイズが出来る。私が高校2年の時に心理学選択から急展開して生活デザインを志望したのは暮らしをよくするためのデザインをしたいと考えたからです。結婚や出産や子育てや親の面倒や夫を支える事があってのあとりえチビッコの造形絵画教室だったから大志は貫けなかったかもしれないが、地道で地味な意志は貫いていると思う。それがこうした山暮らしで出てくる。
このような山小屋生活がもしかすると高校2年の時に漠然と延長上にあったのかも知れない。突き詰めれば都会での一戸建てが無理だったからかもしれないけれど、私には良い道筋になったと思う。
このストーブ転倒防止器具の 写真は田園の誘惑の方に載せたいと思います。


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2015/05/11

ウッドデッキのある暮らし

W_deck桜の頃、友人のお家に遊びに行った。 優しいご主人が念入りな設計図を書き、ウッドデッキを作ってくれたそうだ。私はその空間でケーキをご馳走になった。その時は4月の桜の頃だったのだが、もう今では初夏になり前の田圃でカエルも鳴き始めているだろう。農家の方が植えつけた稲も5月の風にそよいでいるだろう。

こだわりのあるデザインは生活に生かされて意味を持ち、住む人を心地よくするように感じた。

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2015/03/12

快適な隠れ家を作るために

Kago1今年は雛祭りの10日前に雛人形を押入れの天袋から出して飾ることができた。雛祭りが終わって、いざしまう段になり、力が足らず段ボールを持ち上げられなかった。そこで違う場所への収納法を考えついたので、そこをどけようと片付け始めたら際限もなく拡大。亡くなった母の手紙や衣類、ケアマネージャーとの連絡の書類を紙のゴミに入れていく。紛れ込んでいる記念写真にうっとりとして暫し見入る。「若い」

造形教室をやっていた時に溜まったクレパスや用紙類を取り敢えず分けていく。地道な分別作業が延々と続く。ゴミの中にはリサイクルのため布と金属に分けていく。

もう6789日(ブログ前述)の4日が過ぎたのだから自分の関心を持つもの以外は放棄しようと思うのですが、捨てがたいものも出てきてまた使うかもしれないと箱に入れていく。着ないと思われる服の類は即ゴミ! 的確な判断と決断、それ以外は何も頭の中に入り込ませてはならない。

昔10才位の時に、ハンカチの会社に勤めていた叔父さんに貰った金の糸が縫い込まれている一枚のハンカチを大切にずっとしまっていたことがあった。結婚した時もそのまま持って来ていて今も確かタンスの中にある。思い出に象徴されるものはひっそりと10個くらいは持っていたい。
今また再び部屋の片付けを始めたのは雛人形の件もあったが、自分の城を築きたいからでもある。思い立った時にやりたい事が出来る、過ごしやすい自分の部屋はアトリエであり、書斎でもある。昨日、一昨日と2日使った。そのためにあと数日を使うことは許せるかもしれない。
いくら仲の良い夫婦でも、自分の時間を持つ空間は大切にしなければならない。

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2014/09/16

ワクワク!寄せ植え教室

Garden_1 さて、今朝は私が昨日中華街で買ってきた肉まんを口に入れた途端に、チリリリリン。
「先生!希望ケ丘の森屋です」と元気な電話があった。私は返事をしようとすると口から肉まんが出て来てしまいそうなのでもぐもぐしながら品良く飲み込み、
「萌ちゃんのお母さんね。」と答えた。口に入っていなかったら
「萌ちゃんと葵ちゃんのママね。」と答えられたのだけど。ゴメンね葵ちゃん!

森屋さんは「今日の昼12時から三菱アジア子供アートフェステイバルの50周年記念の集まりがあるのでご一緒したい」との連絡でした。私は今日はガーデニングの教室に行くので一緒には行けないとお断りした。不思議なことがあるもので、私は昨日から森屋さんのことを思い出していた。

Garden_2_2  森屋さんも昔ガーデニングが好きでアイビーをハート形に植え込んだ鉢を私にくださったことがある。それは今も我が家の大倉山のベランダで繁っている。今朝もその植木鉢を見て森屋さんを思い出していた。またそのガーデニングスクールは蓼科に本部がある、バラグライングリッシュガーデンで、森屋さんはかつて蓼科の自然が好きだと言っていた。だから色々なことが渦巻き、不思議な感慨を持った。 そして私は今日、ケイ山田ガーデ二ングスクールの支部である横浜山手ガーデニング倶楽部に行きました。今までにガーデニングの本格的な勉強をしたいと思っていたが次々と色々なことがあってチャンスを逸していた。今、山手のイギリス館で指導を受けられるのが嬉しくてならない。
写真は窓越しの白い花の方が大野紀子先生のデモンストレーションの作品。黄色いベゴニアの方は始めて教室で作った私の作品。

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2012/10/28

キーハンガーを作る

今回はキーハンガーを作った。パインの木材を私がカットしてL字のピンとチェーンをカスタマイズさせて作った。私の出身が女子美術短大造形科生活美術教室だったので、絵を描いたり工作を作る事の他に暮らしの役に立つことも大切と考えている。子どもたちが大人になった時に、とくに女の子が男の人にすべての大工仕事を頼むようにはならないで、自分でもできるようにとささやかに教室で、指導している。キリや金づちを使う時は危険もあるので、気を付けている。
Kousaku_asumi_2Kousaku_manamiKousaku_riho

左からアスミ、マナミ、リホ。


Kousaku_rikoKousaku_keicocoKousaku_tomoya


左からリコ、keicoco、トモヤ。


Kousaku_reinaKousaku_rinKousaku_hiroto


左からレイナ、リン、ヒロト。      

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2011/07/22

ミュンヘンのドア・リースを作る

今回は、ドイツの東急ハンズともいえるミュンヘンのカウト・ブリンガー(KAUT-BULLINGER)で調達した素材でドアリースを作った。ミュンヘンのマルクトでは花屋のテントの周りにこのリースがたくさん飾り売られている。私はどれも欲しくなってしまうほどバラエティ―に富んでいる。

Doakazari_010Doakazari_reina2 左はタケシとレイナ。

窓辺に花を飾ってあるのは外を歩く人への優しさを感じる。そして玄関に飾ってあるドアリースは訪問して来る人に『どうぞ、いらっしやいませ』という歓迎のしるしを表す。ラベンダーや、シナモンステイック、バニラの皮は良い匂いを振りまいている。

ところが子どもたちはこの匂いを理解できなかった。臭いという。国民性もあるし、子供の年の若さもある。ちょっと残念なところもあった。

Doakazari_rikoDoakazari_risaDoakazari_tomoya 左はリコ、リサ、トモヤ。

けれどちょうど女子のワールドカップサッカーがドイツで開かれて、日本の≪なでしこJapan≫が優勝した時にお絵かき教室『あとりえ・チビッコ』でドアリースを作ったことは心に残る思い出になったことでしょう。今回は欠席が多く、出席者だけブログにアップしました。夏休み中にフォローしますね。

いつか、子供たちがドイツの地に行くことがあったら思い出してくれることでしょう。まったく模倣ではありませんが、似た感じを作ったのです。こうして異文化を理解させたいし、理解せねばならない。

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2010/07/18

梅雨明けとハウスキーピング

Yokohama_b 梅雨明けはきっと今日だ。(追記:昨日のニュースをしっかり聞いてなかったようで、梅雨明けは昨日17日だったのですね、ごめんなさい。)昨日は自宅の窓掃除とカーテンの洗濯をした。隣のアトリエの家の分も含めると窓8枚、レースカーテン8枚、厚手カーテン6枚の洗濯だ。窓ガラスの掃除は水のシャワーで階下の家に飛び散らぬよう気をつけながら、一気に屈伸運動をしながら片づける。ベランダの枯葉などもあったりするので、一昨日からベランダの掃除をしておき、一気に昨日の作業となる。

この作業を男性でもする人はいるだろうが、ほとんどは女性の仕事になっているのではないか。分業の観点からすれば、そのような風潮が私たちの世代にはある。私にはまだ、自分の極めたい仕事もあるのだが、こうしたハウスキーピングの仕事も誰かに代わってもらうことは出来ないでいる。時間に対するジレンマも感じることもあり、こうした仕事の前後はヒステリックにもなるが結局は、そのあくる日は綺麗になった部屋と、外の景色が気持ちよく、窓から入る空気が清潔で、満足感はなにものにも代えられないと思う。

Yokohama_014 昨夜は次女とその夫君と私たちと中華街の菜香新館で暑気払い。食後に、腹ごなしのために山下公園に行った。今日だったら花火大会があるけれど。 

今朝は夫を新横浜まで送っていった。車で流れていたインターFMの聴きついでに家に戻ってもかけている。ハワイアンが季節感をだしている。なんだか大瀧詠一も聞きたくなった。ナイアガラ―! 聞こうか!ベランダの緑はハウスキーピングの成果だ。南天もオリヅルランもゴールドクレストもみんな仲良し!

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2009/06/08

観葉植物を描く

私は室内の中に緑を多く取り入れて暮らすのが好きだ。手入れはあまり良くないがベランダにも植物を育てている。食用になるルッコラも、赤い花が咲くゼラニウムも、カボックもある。子供たちに描かせた植物は近くの園芸店・ヨネヤマプランテーションで揃えた。今回は予定では大きな葉の観葉植物にするつもりだった。ところが、スケッチブックに描くため大きい葉は子供たちが困りそうなので小さい葉の植物にした。

Shoayano

Shomanami

Shomomoko

左からアヤノ、マナミ、モモコ。

絵画教室だからモチーフをしっかり観察して、丁寧に描写することも大切だけれど、グリーンのある暮らしが大切という、生活を楽しむライフスタイルを教えることも重要だと思っている。それぞれの家庭でも実行していると思うが。

Shoriho

Shorisa

Shoshouki

左からリホ、リサ、ショウキ。

アヤノちゃんは丁寧に写生したが、ショウキは植物の茎の曲がりに沿って着色してハートが出来上がった。

マナミ、リサは籠が気に入って描いた。モモコは描いているうちに何となくハワイっぽくなった。小さい時からの経験がなんとなく絵に出てくる。ハワイに家族でよく行っていたからだ。大倉山の子たちは絵を描き終わると外の原っぱで団子虫を捕まえに行った。希望が丘の子は絵が描き終わると、日がまだ燦々と差し込む廊下でボール遊びをしていた。学校がしばしの間落ち着く時期だ。成績とは関係ないゆったりとした制作の時間が子供の心を育てている。

次回のあとりえもいつもと違う楽しいことをする。子供たちに説明すると、聞いているうちに意欲が出てくる子も何人かいた。それを一週間、待つ。待つというのは結構大切な時間だ。パンだって、お酒だって干し柿だって、美味しくなる。

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