2018/02/22

写真雑誌からの切り貼り絵(コラージュ)

今回の作品は何気ない写真の羅列に見えますが、子供の心が現れています。お時間がありましたらご覧ください。
少し前まで主人は写真雑誌に原稿を書いていました。今でも写真雑誌がたくさん送られてくるので今回はその写真を切り取り、最後にスケッチブックに貼るという課題をしました。写真家の先生方、ごめんなさい。「風景写真」「フォトコンテスト」「CAPA 」ありがとうございました。

コラージュという技法は芸術的表現ですが、まだ一年生の子供たちなので、自分の心に響く写真を集めて貼るという作業のみにしました。もしかすると一歩進んで芸術的表現もできたかもしれません。しかしこういう作業は初めてなので試験的にしてみました。心理療法でもコラージュは使われていますが私は専門外です。子供たちがいつもより静かな作業をしていたのは夢中になれたからではないでしょうか。はじめに子供が好きそうな写真を項目別(動物、乗り物、花自然、町、不思議、虫、鳥)に選んで切ったものを見せてから、各自雑誌から切るように言いました。
写真雑誌ですから、中にはヌード写真が出てきて、以前子供たちの反応に困ったことがありました。今回も事前にそのような写真は外しておきました。で子供たちが切っている時に、その話をすると、ツカサくんが「えっ、そういう写真があったら見たかった」と言いました。するとソウタロウは「俺見たくない!人間は嫌だ」と言っています。そういう会話はお絵かきではよくあります。かつて奥健太郎君と津崎健太の間でありました。シャイな男の子と好奇心旺盛な男の子がいます。その手のことは低学年から解放していく方がいいかもしれませんが、ご家庭の方針もあると思うので、あとりえチビッコとしては抑えておきました。
マオ
マオ、カオリはほとんど無言で切っていました。スケッチブックに並べると姉妹で大きく違う表現でした。マオは動物が要所に出て来て細かい写真をレイアウトし、ほとんどの写真に空の青を一緒に切りました。
カオリ
カオリは緑の中に花が咲いて、目線が地面を見ているものが多く、特に赤い花畑の写真を気に入っているようでした。一年前は双子姉妹で模倣しあっていたのにこんなに自分を出すようになってきた。ものを描き、作る作業は自己主張です。もしかすると絵を描く意味がわかってきたことなのかもしれません。
ソウタロウ
ソウタロウは1カ月前のレッスン日に「あー俺早く大学行って、それから青森に行って住みたい」と行っていました。今回も新幹線の写真と樹氷と雪のまわりに配した様々な写真は彼の[言葉と絵]ではまだ表現できないものを[写真]で語っているのです。
ツカサ
それに対してツカサは都会のビル街を直ぐに気に入りそれに合わせて虫や飛び上がる猫が居たりする。
ホノカ
ホノカちゃんは一番下に弟と自分を感じさせる写真から出発してたくさんの花やサッカーなど「人が好き」な表現です。

| | コメント (0)

2018/01/28

世界で1つのけん玉をデザインする@2018




冬の寒い日には今までにもよく子供たちに遊びの道具を作らせています。
年令的には少し早めでしたが予定し作らせました。そのため手順をよく説明して進めました。こうした遊びの道具は自分で作らせてあげたいと思っています。アクリル絵の具は鮮やかで強く固着するのでけん玉にはぴったりの画材です。作品のデザイン的な美しさはさておきしっかり塗ることも教えました。特にカオリちゃんの筆使いの注意点は注意を促すことも同時にしながら描かせました。こういう楽しいことをしながら優しい言葉遣いで注意して、決してトラウマを作らぬようにしたいものです。


平面でない球形やカーブを塗る時の筆使いも難しいけれどやっていくうちにコツをつかめるものです。始めにアイデアを書いて次に本番へと乾かしながら進めました。絵の具が乾いてからのニス塗りは私がしました。
また作品の撮影は今回も芳州先生にお願いしました。子供たちの作品の色の美しさが良いと言いながら撮り、画像処理していました。

| | コメント (0)

2018/01/18

正月の野菜を描く

お正月の野菜を描かそうと予定を立てていたがクワイも売りきれ、白菜もカットされていたので、山芋、京芋、ユリ根、蓮根、柚子に変更して描かせました。子供たちにお正月のおせちで食べたかと聞くと蓮根やユリ根は揚げてポテトチップにして食べると聞きました。どうも私のおばあちゃん的無理やりの次元に子供たちは当惑したかもしれません。
マオ

カオリ
マオとカオリは時間が足りなくなったので敷物を描かず、返って平面が表現できています。また野菜自体をよく観察して描きました。若干の日本画に通じる書き方をしていました。マオちゃんは全体を考えて描いていきます。カオリちゃんは一つ一つをよく見て納得してから描くので時間がかかるのです。前回もそのことに気がつきましたが、時間が足りなくなってしまう。
ソウタロウ
ソウタロウは観察して描くのが少し苦痛のようでした。約束のお友達が来ていたからでしょうか。その後「日記の絵」で飛行機を描かすと集中して描きました。
ツカサ
またツカサも野菜は頑張って描きましたが、日記の凧揚げ、大阪のマンションで凧揚げをしたことを手が痛くなるほど頑張って描きました。
子供たちには気に入ったモチーフを描かせてあげたいですが、絵を描くことは時々気に入らないものも描きながらなんでも描けるようにするのも絵画教室の役割です。脇道にそれますが、将来お医者さんになる時にはインフォームドコンセントとして患者さんに説明しないといけません。必ず医師が絵を描いて病状を説明するわけではありませんが、絵画的に説明を付けると理解しやすいのかと思います。また医学部の試験の中に美術が入っていて、私がデッサンをした事を証明をしたことがありました。子供たちの未来はどのようになるか分かりません。そこまでを視野に入れて指導したいものです。あとりえチビッコでは宮崎君(歯科)、勝田旧姓久米さん(皮膚科)、木崎君(神経内科)が医師として頑張り、今もって年賀状をいただいています。久米さんと木崎君には一時期特別にデッサンを教えました。
ホノカ
さてホノカちゃんは絵の具で描くことを一生懸命しましたが、やはりシンデレラ城の方が描きやすいようです。上記に「日記の絵」とありますがこれから3月までの間に「僕・私」を絵本に書き上げる予定です。

| | コメント (0)

2017/12/23

クリスマス工作@2017森の家

あとりえちびっこでは11月末から12月にかけて3回のおけいこでクリスマスの作品を作りました。
日本人は宗教が何であるかに関わらずクリスマスは楽しく受け入れて生活を楽しみます。私は幼い時には東横線学芸大学の碑文谷幼稚園に通い、中学・高校と日曜学校に行き、高校3年では日曜学校の先生をしました。一番感受性の多感な時期にキリスト教に関わったと言えます。そのためクリスマスにはただ楽しくということより敬虔な気持ちで新しい年を迎えたいとずっと思っています。
この工作も子供達が大人になった時に3回のおけいこの時間で作り上げたという思い出を残してあげたいと考えています。ヨーロッパの子供たちが家に貼ってあるアドベントのように。
1回目には粘土で家を作り、2回目にアクリルカラーを塗り、背景の絵を描き、3回目にはツリーに毛糸を巻き、家にニスを塗り、背景に星を貼り、キラキラカラーを塗りました。そうして出来上がったクリスマスの森の家です。


ソウタロウは山をダイナミックに描き、青森を思い出してりんごの木を描きました。ツリーの飾りの星はボルダリングのホールドのようです。こうして見るとどの子も同じようですが、ソウタロウは粘土を手から捻り出すように器用に家を作っていきました。


マオは今回やる気十分で仕事がとても早く余裕を持って作っていました。ツリーの毛糸も上手に早く巻き、キラキラ星が長く綺麗に貼れました。場面も感覚的に描いて行きました。


ツカサは山を描いてから海と魚を描いたので、クリスマスとどうつながるかと想像していましたが、その物語は落ち着いて聞けませんでしたが、美しい場面が描けました。いつもお話が得意なツカサには工作の手順を踏んで仕事をしたため、時間がなく物語は聞けなかったのでしょう。


カオリはどちらかというと星も規則を持って並べました。家もピンクの壁にした。仕事は良く考えて進める。だから遅くなり、学校だと工作や絵が途中で終わってしまいそう。熟考しても良い作品が出来るようにさせてあげたいが、性格もあるのであとりえチビッコでは早めになるよう促しながら進めて行きます。マオとカオリは双子姉妹ですがもうだいぶ2人の違いが分かってきました。(接着のために画鋲がつけたままです。お家では取り外して下さい。)


最後はホノカです。ところどころ4歳児には難しいところもあるので一緒にお手伝いしながら進めました。でもボンドの塗り方も毛糸の回し方も粘土の家の作り方も飲込みが早く、こちらの心配を跳ね返すように作っていきます。可愛らしい作品になりました。
今回は工作の作品をいつまでも残して置いてもらえるようにそれを入れる箱を用意して作りました。お雛様の箱のようにです。

| | コメント (0)

2017/11/17

バラとトルコキキョウと洋梨を描く

ソウタロウ
11月のレッスンで「バラとトルコキキョウと洋梨」を子供たちは描きました。

マオ
花は比較的女の子が好きなモチーフですが、今回の子供たちはそれほど強く反応しませんでした。花の寄せ植えをしている私にとって少しがっかりでした。

カオリ
でもめげずに、良く観察して花の蕾、葉の葉脈、茎の色の違いを描くよう促して描かせました。また所々で細かく描くことを教えました。

ツカサ
洋梨については斑点と形のアンバランスなところをしつこいほど説明して描くように言いました。このようにしつこく言ったら大らかに描けないんじゃないか、と思いましたが、あとは、もっと描こうと言い続けて描き終わりました。


全員いい感じに大らかに仕上がりました。絵としての美しさでは今回ソウタロウが良く描けました。たった4人での中での評価ではありますが。

| | コメント (0)

2017/11/02

セロハンを貼って描く

今回はセロハンを使って絵を描かせた。四角と三角を書いて色セロハンを切って貼っていく。とここまで説明していると幼稚園児のホノカちゃんが、「わたしはさんかくかけないよ」と言う。「四角は書ける?」と聞くと「かけるよ」
四角の向かい合った点をつなげると三角が書ける。また四角の4つの線の上に1つの点を決めて下につなげると三角形が出来ると図を書いて教えると全員が分かった。


ホノカちゃんの質問はいい質問でした。四角と三角の図形を書いてからセロハンを切って埋めて行きました。線に対して色がバランスが良い。細かいセロハンの貼り方も意味がありそうで面白い。初めてサインをアルフベットで書きました。

ソウタロウは三角と四角を課題通りに描き張り方も丁寧にしました。具体的な形ではないが抽象としての面白さがある。

ツカサは円はダメかと聞いてきた。円は切りにくいからなるべく四角、三角でと言ったけれど、人のやらない事に挑戦したそうで◯や渦巻きを書く。書いたけれど貼らないのでこちらが何度も促して貼らさせる。アイデアが良くても最後までやり通さないと自分のアイデアは伝わらない。

マオは下に置いた色と上に置いた色がどうなるかを考え貼っていた。絵の具やクレパスの混色もあるけれどセロハンの色を重ねるのはまた別の感覚がある。結果的に真っ黒になってしまったが赤と緑の色が変化した。

カオリは部分にまたこだわってなかなか進まないが最終的には周りを緑で囲んだため中央の多色がメリハリのあるデザインになった。

今回の作品は芳州先生に写真を撮ってもらいセロハンの反射やサイズなどを画像編集してもらい、このブログに載せています。芳州先生の感想は「子供たちの作品の密度、情報量は多い方が作品として優れていると感じる。」のだそうです。それは私が言い換えると「子供の努力」であるとも言えます。また芳州先生は「本来の芸術はよりシンプルで、削ぎ落としたものだ」とも言ってます。


この日はハロウィンの衣装を着てきたのですか私が撮った写真は赤目になり、ここには載せられませんでした。
かわりにハロウィンのお菓子を載せておきます。🎃

| | コメント (0)

2017/10/18

いろいろな顔を描く

子供たちは顔を描くことが苦手だと思っている。目とか口とか鼻を描くようにと言っても、なぜか嫌がる。そこで今回は顔を笑い飛ばしながら描くことで「顔を描くことが苦手」を少しでも乗り越えさせようと変な顔を言葉で表して描かせてみた。他の人の真似パターンもありで進んだ。それと子供たちが顔を笑いながら描いて、のってきて、面白いキャラクターが描ければ良いがと考えていた。そこから絵本も描ける。谷川俊太郎の本の中の顔を見せて、こういう書き方をしてもよいとも言って進める。ついでに「絵を描く」を読んであげました。


カオリは描くのがスローだけど、今回の丸い目をした猫が可愛いピンクのシマシマで描けたので、それはキャラクターとして絵本も描けるからと励ました。坊主頭の耳の大きな男の子もエレファンチックで良い。


またホノカは眼鏡をかけた女の子を最初に描いたがあとは「4歳の子にこんな難しいことかけないよ」などと言いながら、じゃあ後は人間じゃなくて猫でもいいというと猫が好きと言って描く。確かに4歳には難しいかもしれない。ハッキリと物事を言うところと急に歌をうたい出すところが可愛い。メガネをかけた女の子と猫を登場させる絵本は良いな。


マオは眼鏡をかけた女の子、オバケ、猫がキャラクターとして面白い。女の子がサングラスで怪しい感じも他の子と違って良い。


ツカサはまんべんなく肌を塗ってあるのでそろって描けている。ツカサは歯医者で歯を見せる男の子、イヒヒと笑うオバケも口の中に炎(ノド✖️ンコ)が見えてて面白い。この位の子の描く絵には完成度は記録できないが、この年齢の思い出として未完成度が有って良い。
スケッチブックは何時か捨ててしまいかもしれないが絵本という形になったら大人になっても捨てないで残して置ける。


ソウタロウはおたふく風邪になってみんなと一緒にレッスンには来れなかったが、隣に住んで居るので声をかけて描かせてみた。一つ一つをゆっくりと考えて描いていた。とくに女の子の髪の毛を編むのが、多分お母さんの様子を見ているから描けるんだと感じた。帽子をかぶった男の子が弟に似て描けた。今度物語を書くときはこの男のことオバケを登場させて描きたいそうだ。

| | コメント (1)

2017/09/27

自転車を描く

今回は自転車のデッサンだ。前回は子供たちが集中できなかったので、今回は正しく次々と描けるように準備し指導した。
自転車はよく見るとタイヤとタイヤの間にもう一つタイヤが入る。つまり1:1:1に分けることができる。スケッチブックに三等分の線を入れた。それとグレーのペンでタイヤを下書きし、重なって前に来るパイプなどは後から濃いブルーで描けば線は消えると説明して進めた。私が3枚のデッサンを三段階で描いておき、子供の進み具合に合わせ見せていった。最後の1枚は子供たちが大部分描いてから見せた。今回は、人が乗るということは描かないで自転車をだけをよく描こうとも言った。

ツカサは最終的に空間が空いているので人=友達を描いていいよとすすめる。「太陽をもっと、よく描いて」とも言ったらもう一つ太陽を描いてしまった。2つの太陽を描いたからと言って本人に心理的に問題があるわけじゃない。私の説明が悪かったからだ。「もっとよく塗って」と言えばよかったのだ。でも2つの太陽の絵もあっても良い。自転車がしっかり描けて入ればね。回りで遊ぶ子供の表情がなんとも可愛い。

ソウタロウは自分の自転車だから、細かいところをよく解っている。車輪のスポーク(米)の取付金具の部分をしっかり描くようにいうと、頑張って描いた。英字の部分も工夫して描いた。大きく堂々と描けててスピードも出そう!タイヤのチェーンも大切なところだと解っている描き方だ。こうした絵を描くときは正確な描き方を目標にして描かせたい。
マオちゃん、カオちゃんは形を描きとった後に車輪のタイヤのデコボコを説明すると、どうしてもそのことに捉われてしまう。丁寧に描くのはいいが、時間もかかり、疲れてしまいがちだ。全体を見るようにも促したい。

マオちゃんは男の子たちが先に来てもう描き終わり、外で遊び始めたので気になり、超特急で虹のようなタイヤを描いてもう良い!

カオちゃんは「私は丁寧にゆっくり描くから遅くなる」と言いつつ頑張って居たから、チョットだけヘルプしちゃった。でもどうしてもみんなの声に刺激され終了にする。タイヤのスポークの金具は頑張って描きました。写真に撮るとなんとか描けていたので、先生ホッと。
今回はホノカちゃんお休みです。



| | コメント (0)

2017/09/14

葡萄とバラを描く@2017



9月に入り、シャインマスカット、ナガノパープル、黄色いバラ、赤い実のような花ヒペリカムを描かせた。
静物画はレイアウトのセンスが大切だと思っている。日常生活においてのインテリアや服のセンスも小さい時から気持ちの良い組み合わせを意識させることが大切です。それはこうした絵を描くことで感覚を磨けると思っているが、もっと遊んでいたい子供たちにそれを意識させることは難しいが。
物を見て描くことは受動的な部分もあるので、今回は容易に描くと思っていたが、夏の疲れからかやる気が無い子が多かった。お喋りも楽しそうで静止させ集中させるのが難しかった。
だが、もっと描けと言い続けて結果的にはブドウとバラの花、ヒペリカムが描けたのだから、良しとしよう。ぶどうは茎からお母さんの栄養をもらって美味しく甘い味を作ると説明したが、それに強く反応する子としない子がいる。



ツカサがより太い茎を描いた。全体的にもバラの花とブドウのバランスも良い。花瓶も水も可愛い。ブドウの紫も混色をしっかりやっていた。雨を降らしたのは今年の夏に雨が多かったからだろうか。



ホノカはひとつひとつをゆっくりと描いていく。絵を描きながら詩のようなフレーズを言うのだけれど、今日は皆がおしゃべりが多かったので注目して書き留められなかった。全体に色彩を多く使い、幸せ感がある。



カオリはバラもヒベリカムもきちんと描いているが全体に流れがなく寂しく感じたのでもっと絵の具で敷き布を描こうと言ったが途中で終わりになった。デザイン的といえば言えなくもないが、それを意識するには作品の数が少ない。もっと描かせなければ。



マオはブドウは小さめだが絵としての楽しさは感じられる。ヒベリカムがロウソクのように周りに動きを出している。サインも真ん中に描き、敷き布を絵の具で描きかけで終わってしまったのは残念だった。まあかなり子供たちには描くようには言ったのですが、私も子供たちのパワーに圧倒された。



ソウタロウは初めに大きくブドウを描き花の描く場所が無くなったので、長く大きく2ページ繋げて描かせた。ブドウが描きたくてバラはいい加減になった。敷き布がもう少し丁寧に描いたらいい作品になったと思う。ソウタロウは一枚の作品より多数描かせる方が集中できるかもしれない。

各々の作品の写真は豊田芳州撮影。階段での写真は私。

| | コメント (0)

2017/08/24

夏休みの工作「バルサ材の木の家」


夏休みの時間をかけた工作は「バルサ材の木の家」です。ハサミで切ることが出来るバルサ材なので、初めは心配な子供たちもすぐに着手しました。屋根と窓とドアがあれば家になることを教え、イギリスのカントリーハウスの本を見せて始めました。教室に来ている子たちはまだ1年生と4歳児なので、イギリスの家の写真を見てもわからないでしょう。ただ、木や石で出来ている家があることを意識させて始めました。制作時間3時間

私が見本として作った家はパックされていた材料を全て使って作りました。ハシゴだけ」は事前に私が作っておきました。丸いこげ茶の木は住んでいるマンションの桜の木の剪定の時に植木屋さんから頂いた木です。



カオリは不安定な家をバランスを見ながら足していきました。ドイツのバウハウスを連想させる建物があります。やって行くうちに考えた丸い池も楽しそうです。一軒の家が前の家で隠れてしまったのは私の撮影が下手なのです。カオリはマオと比較すると熟考して慎重に作業を進めます。

ホノカはせせらぎの川が流れている家で、犬小屋もたくさんあります。バスも走っています。高い家を作っていないのは幼少期でまだ視野も低いのでもう少し高学年になった方がきっと面白い作品が出来るでしょう。でも犬小屋に目線が行くのは今だからこそです。幼い時の作品の中にその子の気持ちを探すのも大切なことです。

ソウタロウの家は焚き火をするところもあって家はいろいろです。特にこだわりはないですが全体が調和してる感じです。作業は早いです。家の前に高速道路を作り下を川が流れている。夏の思い出がこのような情景を作ったのでしょう。

マオはツリーハウスを作ったので木をつなげて高い家にし、はしごも2本つなげました。たくさん家を作ったので高く重ねることが出来ました。自分の主張をしっかり言い、どうしても海を多くしたいと言いましたが、持ち帰り、作る時間の事を考えて少なめにしました。このような工作をするとマオとカオリは双子であっても考え方に個性が出て来るようです

子供たちが作り終わってから、どんな家に誰と何をして住みたいかを聞きました。
ソウタロウ //青森のおばあちゃんちに住みたい。お父さんと一緒に虫や生き物を探すのが良かった。夏休みに蛇とカエルを採ったから。
マオ //かおちゃんと一緒にパオに住みたい。ママとパパとジジとババと友だちノアとハルト、他に友だちいっぱいと住みたい。
カオリ //パオに住みたい。とても広かったから。ママと一緒にパフェ作って住みたい。
ホノカ //パパとママとすおちゃんと住みたい。綺麗でプリンセスみたいなお家がいい。

子供は自由にと放って置いたら気付きも少なく、次に続く観察も少なくなりますが、こうして物を作る時にヒントを与え観察を促し、工作として作っていけば、町中でふと見上げた新しいビルの窓や屋根のデザインに気がつく事にもなるのではないでしょうか。今作っている造形が稚拙であってもこのような作業を繰り返すことで子供の好奇心を育てたいのです。これが造形教育なのではないでしょうか。

| | コメント (0)

より以前の記事一覧