母の介護施設から移動の勧めを受けている。1年は大丈夫という説や3カ月までで移動という説がいろいろ入り乱れて、こんなに元気なKEICOCOも心にダメージを受けて鬱になりそうだ。もうすでに鬱になっている人は親の介護に無関心でいられていいなあと声を大にして言いたい。
こんなにまじめなKEICOCOが鬱になったら子供たちを守れないじゃないか。そこでここ一週間考え続けて、遂に今日介護はロボットに任せることに決めた。金属を扱う会社に依頼して、まあ、マテリアルな会社ですが、そこで、介護のノウハウを現場の人に直接そのロボットに指導してもらった。一週間でできたことが何だか変な感じもするが、昨日試作ロボットに対面した。これは親の介護をしている団塊の世代の朗報となり、なおかつ自分たちの将来を明るくすることにつながる。
とりあえず、どんな仕事をしてくれるのかというと、介護施設で記入された身体精神アンケートの内容に合わせた仕事の内容になる。お食事を自分でできない人にはスプーンで食べさせてくれる。一つの惣菜だけでなく、甘辛を理解して口に運んでくれるようにプログラムされている。衣類を着せること。トイレの世話、投薬。また介護の一つには話を聞くという非常にレベルの高い反応も求められる。
「あの食事のときにいつも、前に座っている人がいじわるするのよ。何でじっと見つめるのかとか、見てもいないのにしつこく言うのよ。」と、母が言った時に、私だと人間ができていないので、「またそんなこと言って、誰もそんなこと言うわけないでしょう。おばあちゃんの気にしすぎよ。」と言ってしまう。だが今母の入っている施設の介護福祉士の人たちは、「そんなことは僕たち分かっているからね、心配しないでいいからね、今度時間があるときにゆっくり聞いてあげるからね」と答える。
ロボットにそこまでできるかと思ったが今相談している開発部長のKO氏は何とかやってみましょうと快諾してくれた。ここんところが一番のネックだったから、私もとても心配だった。昨日その試作ロボットに、とりあえず私の悩みを聞いてもらった。「最近夫がとてもうるさいの、どうしたらいいかしら、特に消しゴムとかボールペンをどこかに持って行ったってことを言うのがしつこくなったの。」「それはKEICOCOさんが本当にどこかに持って行ってしまっているんでしょう。自分用にご主人と同じものを袋に入れて持ち歩きなさい」 図星の答えに、納得。もうひとつ質問したけど、ここには書けません。
また前述の母の質問と同じ質問をすると、「認証が一致しません。質問者が違います。」と言う。すごい。なんだかわかんないけど。すごい。
今日私は介護施設への書類の作成は止めにして、介護ロボットを母に見せに行く。もう名前は決めてある。アトムだ。でももしかすると母はヒサオがいいと言うかもしれない。そうしたらその時はヒサオにする。ところでそのアトムは特別にお姫様抱っこもしてくれる。金属だと体に当たって痛いので、クッション材が金属部分からエアバックのように出てくる。それは自動車会社のノウハウを活かして作ってある。これはいっぱい作ろう。次世代の子供たちに負担を強いないために。
もちろん私は年取った母の介護に当たってくださる医師、介護福祉士、介護職員の人たちへ、常に尊敬と感謝の気持でいっぱいだ。だがしかし、構造的におかしいところ、無駄がある。それは年末になると道路の工事で、道を穴だらけにするやり方と同じ感じがする。あっちこっちに移動することで書類が作られ、どこかがお仕事したことになる。何も創造的でなくて、どこかその場限りの無駄だ。
介護ロボット≪アトム≫は第一号が我が家に導入され、2号はいずれ目黒区に寄贈となり介護職員の休日を増やすことになるだろう。
追記:ちなみにこの記事はエイプリルフールですから、お分かりですね。私の知人でやはり親の介護に携わっている方がこのロボットを購入したいと連絡がありました。もう名前を決めてあって、ウランちゃんだそうです。フフフ。 ちなみにこのブログでのエイプリルフールはカテゴリー≪4月の馬と鹿≫でお探しくださるとよろしいかと思います。
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